屈曲ペニス修正術
直通TEL 0852-60-9731
診療時間 10:00~19:00(土日祝も診療)
屈曲ペニス修正術
陰茎湾曲症(湾曲ペニス・屈曲ペニス)は、勃起時に陰茎(ペニス)が根元や途中から「くの字」などに曲がってしまう症状です。通常時には目立ちませんが、勃起すると曲がりが顕著になります。
原因は、陰茎の海綿体を包む「白膜」の伸展性のバランスが崩れることです。伸びやすい側と伸びにくい側ができると、海綿体に血液が充満した際にペニスが曲がってしまいます。
先天性と、加齢に伴い白膜にしこりができる「ペロニー病」による後天性があります。
湾曲が強いと、性交時の挿入困難や痛み(男性・女性双方)、コンプレックスによる精神的な問題、ED(勃起不全)の原因となることがあります。自然治癒は期待できず、性交障害を伴う場合は手術による治療が一般的です。
ペニスの海綿体を包む「白膜」の伸展性(伸びやすさ)に偏りが生じることが、湾曲の根本的な原因です。勃起して海綿体に血液が充満すると白膜も膨張しますが、白膜の一部が硬く伸びにくい状態だと、その部分と反対側にペニスが引っ張られるように曲がります。つまり、白膜のゆがみによって勃起時の海綿体の膨張率に不均衡が生じ、湾曲として現れます。
陰茎湾曲症には、生まれつきペニスが曲がっている先天性のケースがあります。これは幼少期には気づかれにくく、主に成長期に勃起が始まってから顕著になります。原因としては、白膜が均一に成長しなかった結果、勃起時に特定の方向に曲がりが生じるものです。先天性の湾曲は、自然に治ることはありません。
後天性の湾曲は、主に「ペロニー病(陰茎形成性硬化症)」によって引き起こされます。これは、年齢を重ねるうちに陰茎内部の白膜にしこり(良性の硬結)ができる病気です。しこりができると、その部分の白膜が伸びなくなり、勃起時にしこりを起点としてペニスが曲がってしまいます。見た目の問題だけでなく、勃起時の痛みを伴うこともあります。
陰茎湾曲症の治療が必要かどうかは、性行為にどれだけ支障が出ているかが重要な判断基準となります。挿入が困難・不可能である、挿入しても抜けやすい、あるいはパートナーや自身が痛みを感じるなど、性交障害を伴う場合には、根本的な解決とコンプレックス解消のためにも、基本的に外科手術による湾曲の矯正が必要とされます。
ペニスの曲がりが原因で、性行為中に膣への挿入が困難である方。
挿入に成功しても、湾曲の形状が原因ですぐに抜けてしまい、性行為が成立しにくい方。
湾曲により膣内に不必要な摩擦が生じ、パートナーに「えぐられるような」痛みを与えてしまう方。
勃起時の見た目の湾曲に強いコンプレックスを感じ、パートナーとの性行為に自信が持てない、または抵抗がある方。
湾曲の程度が強いことで、勃起時に陰茎自体に痛みが生じ、性生活に悪影響が出ている方。
患者様のお悩みやご希望を伺い、ペニスの状態を確認して施術方法を決定します。治療費用のお見積もりを提示します。治療を受ける方には血液検査を受けていただきます。
ペニスの切開部位を細かく決めます。術中は薬剤を注入し、疑似的に勃起状態を作り出して曲がっている箇所を直接確認しながら調整します。
施術前に局所麻酔を陰茎基部に注射します。
施術後は落ち着くまでクリニックでお休みいただきます。
| 所要時間 | 1時間程度 |
|---|---|
| 施術回数 | 1回 |
| 痛み | 数日間(痛み止めを処方) |
| シャワー | 3日間は控える |
| 入浴(湯船) | 2週間は控える |
| 性行為・マスターペーション | 最低1ヶ月は控える(状態により異なる) |
| ダウンタイム | 痛み | 数日程度続きますが、痛み止めで対処可能です。 |
|---|---|---|
| 腫れ | 1週間程度続きます(個人差あり) 。 | |
| 内出血 | 10日程度続きます(個人差あり) 。 | |
| リスク・副作用 | 感染 | 稀に傷口が感染する場合があります(その際は抗生物黄で対応) 。 |
| 傷跡 | 白膜の縫合箇所は皮で覆われ、皮の切開箇所は目立たない部分のため、ほとんど目立ちません。 | |
| 神経障害 | 神経を避けて手術するため、勃起降害が起こる可能性は低いですが、一時的なしびれが生じる場合があります。 | |
| その他 | ペニスが若干短くなる | 湾曲を矯正するために白膜を縫い縮めるため、ペニスがわずかに短くなる可能性があります。 |